第3回なら景調和広告賞【独立広告部門・優秀賞】/2016年
地域の特性を活かした良好な景観の保全・創造のため、周辺の景観に配慮・調和した屋外広告物を奈良県が表彰する「なら景観調和広告賞」。「ならもちいどのセンター街」の「通り」の広告景観創出という取組みが評価された。
奈良市中心市街地活性化の中核を担う「奈良もちいどのセンター街協同組合」の活性化と活力化を目的として、組合が新たに取得した店舗用地を国や市の支援を受けて、新規出店希望者に低コストの売り場スペースを提供・支援し、新たな賑わいあるまちづくりを推進することを目的とする。
【建築設計】
「13個の箱=CUBE」で構成され、路地・坪庭・前庭を形作りながら連続させた町屋型空間。多様な業種の出店に対応でき、建築費も抑えることを可能にした。路地は幅2メートル。餅飯殿町周辺の路地空間として“人間的な幅”となっている。アーケードからの連続というロケーションを意識して、「箱=CUBE」は、透明ガラスで全天候型。空の表情の変化、雨の流れも店内から楽しめる設計になっている。(設計:勝村建築設計事務所)
【ネーミング&ロゴマーク】
施設ネーミングは、店舗空間の特徴を端的に示した建築設計の「餅飯殿cube計画」から「CUBE」の4文字をそのまま採用。さらに、チャレンジショップ、インキュベーション施設として新規出店者の「夢」を叶える場所として「もちいどの夢CUBE」とした。「商店街の夢」という思いも込められている。ロゴマークは、東大寺・大仏殿の外観からインスピレーションを得て、大仏殿の肘木や桁などをイメージしたラインで「夢」の字を表現。「観相窓」の部分に赤いキューブをレイアウトしている。(ネーミング/ロゴマークデザイン:株式会社ココロネ)
地域の特性を活かした良好な景観の保全・創造のため、周辺の景観に配慮・調和した屋外広告物を奈良県が表彰する「なら景観調和広告賞」。「ならもちいどのセンター街」の「通り」の広告景観創出という取組みが評価された。
今後の商店街の活性化に向けたモデル事例として全国各地の商店街で行われているユニークな取組みを紹介し、全国的な普及・展開を図ることを目的に選定される経済産業省・中小企業庁が「新・がんばる商店街77選」に、「もちいどの夢CUBE」の取組みを含め「奈良もちいどのセンター街」が選ばれた。
地域の特性を活かした良好な景観の保全・創造のため、周辺の景観に配慮・調和した屋外広告物を奈良県が表彰する「なら景観調和広告賞」。「ならもちいどのセンター街」の「通り」の広告景観創出という取組みが評価された。
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